あなたのパソコンの時計はズレていませんか?(Windows 8.1の例)
この時計は、あなたのパソコン内の時計の時刻を表示しています。
電波時計をお持ちの方は、時刻を比べてみて下さい。
ズレているようなら、合わせましょう。
パソコン内の時計の時刻合わせは、「コントロールパネル」-「日付と時刻」-「インターネット時刻」で合わせることが出来ますが、これで合わせてもズレが大きい場合などは、下記の方法で設定してみましょう。
簡易的な時刻合わせ・・・1週間に1回
1.「コントロールパネル」-「日付と時刻」-「インターネット時刻」を開く。
上の例では、
「次回の同期: 2014/10/25 12:33」
「時計は正常に 2014/10/18 12:33 に time.windows.com と同期しました。」
と表示されており、インターネット時刻サーバーとの同期は、1週間ごとになっている。
2.「設定の変更」をクリックすると、「インターネット時刻設定」画面が開く。
「時計は正常に 2014/10/18 12:33 に time.windows.com と同期しました。」と表示されている。
3.「今すぐ更新」をクリックする。
しばらく待つと、「time.windows.com と同期中にエラーが発生しました。 タイムアウト期間が経過したため、この操作は終了しました。」
とエラー終了が表示されたが、その下には、
「時計は 2014/10/18 13:06 に同期しました。」
と、正常終了らしき、訳の分からない表示。・・・Windows 8のバグでしょうね。
4.「OK」をクリックして「インターネット時刻」画面に戻ってみたら、
「次回の同期: 2014/10/25 13:06」
「時計は正常に 2014/10/18 13:06 に time.windows.com と同期しました。」と表示されていて、エラーは無かったような振る舞い。
5.同期させようとしている「time.windows.com」は Microsoftのサーバーのようで、アクセスが集中するためにタイムアウトが多いとのことですね。
6.訳の分からないエラーを表示するインターネット時刻サーバー「time.windows.com」を変更することにしました。
7.「インターネット時刻」画面で「設定の変更」をクリックする
8.「インターネット時刻設定」画面が開くので、インターネット時刻サーバーを変更する。
9.この例では、「time.nist.gov」を選択。
[参考]「time.nist.gov」は、「米国の国立標準技術研究所」のNTPサーバとのことです。
10.「今すぐ更新」をクリックすると、
「時計は正常に 2014/10/18 13:38 に time.nist.gov と同期しました。」と表示された。
11.「OK」をクリックして「インターネット時刻」画面に戻ってみたら、
「次回の同期: 2014/10/25 13:38」
「時計は正常に 2014/10/18 13:38 に time.nist.gov と同期しました。」と表示されていた。
インターネット時刻サーバーとの同期は、1週間ごとになっている。

もうすこし頻繁に合わせる・・・1日に1回
上記の簡易的な設定では、インターネット時刻サーバーとの同期は、1週間ごとです。
近頃のパソコンは時計の精度も良くなってきたので、1週間ごとの時刻合わせでOKでしょうし、時刻の正確さを必要としない使用方法なら1週間ごとで問題はないと思います。
しかし、1週間でズレが大きいパソコンや、時刻の正確さが必要な仕事に使う場合は、もう少し頻繁に時刻合わせしなければならないこともあると思います。
この様なことに対処するために、1週間に1回を、1日に1回の時刻合わせに変更する方法をメモ書きで残しておきます。
ここでは、レジストリを操作しますので、間違えると、パソコンが働かなくなることに至ることもあります。
レジストリの操作については自己責任としますので、ご了承願います。
1.「ファイル名を指定して実行」で、「regedit」を起動する。
2.「レジストリ エディター」が開くので、「HKEY_LOCAL_MACHINE」-「SYSTEM」
-「CurrentControlSet」-「Services」-「W32Time」-「TimeProviders」
-「NtpClient」まで展開する。
3.「SpecialPollInterval」のデータが「0x00093a80(604800)」になっているので、この値を書き換える。
「0x00093a80(604800)」は1週間に1回の時刻合わせの間隔の指定。
この「604800」は、「1週間を秒数に換算した数値」とのことなので、この「604800」を「1/7にして」、「86400」に変更すれば、1日に1回の間隔で時刻合わせが行われることになる(筈)。
4.「SpecialPollInterval」の名前をダブルクリックして、「DWORD (32 ビット) 値の編集」画面を表示。
5.表記を「10 進数」にしたら、
「値のデータ」に「604800」と表示されるので、これを「86400」に変更する。
「OK」をクリックしたら、
6.「レジストリ エディター」の「SpecialPollInterval」のデータが「0x00015180(86400)」に変更されている。
7.以上で「レジストリ エディター」を閉じて、パソコンを「再起動」する。
8.パソコンの再起動後に「コントロールパネル」-「日付と時刻」-「インターネット時刻」を開いて確認しました。
「time.nist.gov」と自動的に同期するようになっています。
9.次に、「設定の変更」をクリックしたら、
「インターネット時刻設定」画面が開いたので、「今すぐ更新」をクリックしたら、
「時計は正常に 2014/10/18 15:53 に time.nist.gov と同期しました。」と表示され、「OK」をクリックしたら、「インターネット時刻」画面に戻り、
「次回の同期: 2014/10/19 15:53」
「時計は正常に 2014/10/18 15:53 に time.nist.gov と同期しました。」と表示されており、次回の時刻合わせは、1日後に設定されていました。