【緊急注意報】「マイクロソフトセキュリティチーム」をかたるフィッシングメール「警告!!マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされている恐れがあります。」が続々と入ってきています
【緊急注意報】
2017年2月27日に、「マイクロソフトセキュリティチーム」をかたるフィッシングメール「警告!!マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされている恐れがあります。」が4通入っていました。
私は、SpamDump を使用しているので、スパム糞メールは受信した瞬間に水洗便所で流されていますが、浄化槽の中からスパム糞メールを取り出してきました。・・・綺麗に水洗いしてありますのでご安心下さい。
受信した4通のフィッシングメールの送信日時は下記の通りです。
メールアドレスは出鱈目とは思いますが、念のために一部を●●●●にしてあります。
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@nara-edu.ac.jp>
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@gan.ru>
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@mdwear.com>
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@registerup.com>
フィッシングメールの内容は、フィッシングサイトのURL以外は、【緊急注意報・第3弾】の時と同じです。
下に、メールの引用文を入れておきますので、一言一句噛みしめながら読んでみて下さい。
辻褄の合わないことが数々現れてきます。
セキュリティに関する警告!!
あなたのオフィスソフトの授権が間もなく終わってしまう可能性があります。
マイクロソフトセキュリティチームの調べによれば、あなたのオフィスソフトのプロダクトキーが何者かにコピーされている不審の動きがあります。
何者かがあなたのオフィスソフトのプロダクトキーを使って、他のソフトを起動しようとしています。こちらからはあなたの操作なのかどうか判定できないため、検証作業をするようお願いします。
検証作業が行われていない場合、あなたのオフィスソフトのプロダクトキーの授権状態がまもなく終わりますので、ご注意ください。
<http://●●●●.com/>今すぐ認証
*ライセンス認証(マイクロソフトプロダクトアクティベーション)とは、不正なコピーを防止する技術で、手続きは簡単に実行できます。 また、この手続きは匿名で行われるので、お客様のプライベートな情報は保護されています。ご安心ください。
怪しいと判断した理由
4通のメールの送信者をご覧下さい。
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@nara-edu.ac.jp>
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@gan.ru>
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@mdwear.com>
送信者 マイクロソフトセキュリティチーム” <●●●●@registerup.com>
日本語では「マイクロソフトセキュリティチーム」となっていますが、メールアドレスは「マイクロソフトセキュリティチーム」には関係ないアドレス。
メールの内容は、前の3回と同様に、何回読み直しても支離滅裂ですね。
これと似たようなフィッシングメールは過去にも来ましたので、下記の記事をご覧下さい。



今回も、フィッシングメール「警告!!マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされている恐れがあります。」に書かれたサイトを開いてみました・・・2017年2月28日14時01分に確認
この手のメールが来たのは4回目ですが、どのようなものかと、今回も試しに、フィッシングメール「警告!!マイクロソフトのプロダクトキーが不正コピーされている恐れがあります。」に書かれたサイトを開いてみました。
皆さんは、絶対に真似はせず、この様なメールは直ちに削除して下さい。サイトを開いての被害は自己責任とします。
私は Google の Chrome を使用しています。
- 最初に、1つ目の事前確認画面が表示されました。
- 「OK」をクリックしたら、2つ目の事前確認画面が表示されました。
しかし、私が使用しているOfficeは旧いバージョンのため「pinコード」の設定は不可能です。 - 「OK」をクリックしたら、事前確認画面は無くなり、本物らしい造りの偽サイトが表示されました。
- 「24時間後に当プロダクトキーを無効にします」と書かれていますが、今は2017年2月25日の08時20分。
最初のメールを受け取ってから24時間を経過していません。・・・24時間経過後に、もう一度確認してみたいと思います。本来なら、ここでブラウザを閉じるのですが、今回も試しに「今すぐ認証」をクリックしてみました。新たな画面が表示されるまでに非常に時間が掛かりましたが、下図のような情報入力画面が表示されました。
上図は私が使用中の Chrome での表示ですが、左上の赤〇部のように「保護されていません」と表示されていて、「メール」「電話番号」「Skype 名」「パスワード」の入力欄が現れました。
「マイクロソフトセキュリティチーム」をかたるフィッシングメールの情報は、今回で一段落とします
「マイクロソフトセキュリティチーム」をかたるフィッシングメールは、同じようなものが続きますので、これに関する情報は、今回で一段落とします。
皆さん、怪しいと感じられるメールは信用しないで下さい。
フィッシング対策協議会から注意喚起
下記のフィッシング対策協議会のサイトをご覧下さい。
下記の引用のように書かれています。