フジサンケイグループの扶桑社の悪質な手により倒産に追い込まれ、一旦は沈没したデル・プラド・ジャパンのザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)。
2004年11月上旬の扶桑社の奇怪な動きに端を発し、自作路線を決意するまでは右往左往させられましたが、掲示板での皆様のご支援ご協力の賜物です。
私も頻繁に覗かせて頂きます。
2005年4月4日完成!!
自作路線で再開した時の目標は、
より安く、より早く、よりザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)らしく、金太郎飴でないザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)を造る
自分だけの採点ですが、みごと達成できました。
より安く
材料は、¥100ショップ、DIY店、手芸店、スーパーの布地売り場で。
どうしても手作りの難しいものだけはデアゴ社のバックナンバーを購入。
結局、模型店は利用しませんでした。(近くには在りませんので・・・)
下の決算報告書通り、有限会社トライフィールド続販分価格の1/2以下に収まりました。
(有限会社トライフィールドの高値に感謝感激。)
決算報告書 | ||||
目標予算(有限会社トライフィールドの半値以下) | \27,195 | |||
投資額合計 | \26,068 | |||
残予算 | \1,127 |
より早く
自作路線で再開した当初は見当もつかず、1年近く掛かるのかな?
夏を通り越して、せめて秋くらいには完成できればと思っていましたが、暇を持て余していることと、冬の寒さで家の中での越冬生活。
こんなに早く出来上がるとは思いませんでした。
完成写真は、先行して4月3日に撮影したものです。
帆を付けたボートも一緒に。
100点満点は取れませんが、99点程度?と自己満足。
恥ずかしい代物ですが、自作路線で製作されている方の参考になればと、部分的な詳細写真も入れておきます。
しかし、帆の形は綺麗に膨らみませんでした。
先般の展示会で見た作品もカッチリと膨らんでなかったですし、贅沢は言わないことにします。
よりザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)らしく
自作路線を決意した時は別にザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)でなくても、帆船らしい物に仕上げられれば良しとするつもりでしたが、皆さんから教えて頂いた「The Armed Transport Bounty」。
ほんとうに重宝しました。
デル・プラドから何年か前に、他の国で発売した時から「The Armed Transport Bounty」を元にしてあるとの情報を得ていますが、21号までをみても寸法的に違うし、商品化の設計ミスもあるし・・・
「The Armed Transport Bounty」のおかげで、「バウンティもどき」でなく、デル・プラドのザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)よりはザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)らしくも見えるような気もします。
(よりザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)らしいなと見ることにします。)
金太郎飴でないザ・バウンティ号(The H.M.S. Bounty)
自作路線で進めば、金太郎飴にはなりえません。
材料、工作方法、手抜き要領、誤魔化しかた・・・・
どれ一つとってみても自分の意志が刻み込まれています。
「¥100ショップの材料は柔らかいし、精度が悪いからダメだ」とも言われましたが、人が乗るわけでもないし、売り物でもないし・・・
悪いところを逆に利用することこそ、工作の醍醐味の一つだと言うことが解りました。
結局は「費用対効果+工作の楽しみ」ですね。
自作路線で進まれている皆さんのザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)は、個性溢れるザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)に仕上がるはずです。
皆さんの製作中の様子、写真などを自作路線製作専用の限定掲示板でご紹介下さい。
感想
帆船模型の用語も知らない。専門の道具も持っていない。
帆船模型の素人が、工作は手抜き、誤魔化しの連続。
帆船模型のベテランの方が見られたらお笑いになる代物です。
しかし、少し離れて遠くから見れば、帆船模型のザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)には間違いありません。
自分ながら、よくぞここまで出来たものだと感心しています。
ここまで来れたのも、デル・プラド・ジャパンを倒産に追い込んだ、顧客無視のフジサンケイグループの扶桑社への怒りの塊、完成させて見返してやろうとの執念の力だと思います。
逆に考えると、顧客無視のフジサンケイグループの扶桑社が、デル・プラド・ジャパンを倒産に追い込んでくれたために、ここまで工作の醍醐味を味あわせてもらえたのだと感謝しなければなりませんね。
しかし、顧客無視のフジサンケイグループの扶桑社も、迷惑スパムメール発信の巣窟であるyahoo!のソフトバンクと・・・
御礼なんか言われませんよ。
ダラダラ、長々と製作日記を掲載しましたが、私の執念の塊程度のザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)は簡単に作ることができます。
倒産騒動で諦めて押し入れの奥にでもしまい込まれた方、もし返品したり、叩き壊したりしていない方、ぜひ自分の力で完成させて下さい。
絶対にできますよ。
帆船模型の素人ですが、素人なりに応援します。
(どうしても作りたくない方は私に送って下さい。但し無料ですよ。何隻か作るうちに少しずつ上手になり、帆船模型のベテランの一人になれるでしょうね。)
ここまでお付き合い頂きました皆様へ感謝の気持ちとして、一応完成したと考えられるザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)を眺めながら、「ああすれば良かった、こうすれば良かった」と思うことを帆船模型バウンティ製作日記反省の巻として、別ページへ思い出しながら纏めることにしました。
自作路線で製作されておられる方は、私と同じ失敗、苦労はしないようにして下さい。
最後に本音です。
またまた粗大ゴミが出来てしまいました。
何しろ我が家は小さくて狭いものですから、飾っておく場所はありません。
前回作ったサン・ファン・バウチスタも、棚の上で埃だらけ。
このザ・バウンティも同じ運命を辿ることでしょう。
私は、帆船模型だけではありませんが、完成した物を眺めて楽しむなんてことはありません。
帆船模型にしろ、ミニチュアの家にしろ、考えながら、工夫しながら作る。
この、作っている時間を楽しんでいます。
有形の物を作ることには時間を惜しまない。
有形の物が完成した時の喜びを味わう。
無形の物への微々たる小遣いの投資はしない。
早く言えば、貧乏性ですね。
もう一つオマケです。
安物材料+手抜き+誤魔化しのザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)ですが、誇りならいざ知らず、埃に埋もれるだけでは可哀想ですね。
こんな代物ですが、一度くらいは陽の目を見せてやりたい。
しかし、こんな邪道の産物は帆船模型展はもってのほか。
それでは、毎年秋に開かれている当地区の文化祭にでも出品して、この程度のことで、帆船模型が簡単に作れますよと、ボケ防止の特効薬として宣伝することにします。
その時の紹介用のパンフレットも作っておきました。
ザ・バウンティ(The H.M.S. Bounty)の紹介用というよりは、ホームページの宣伝用です。
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