22号以降は、The Armed Transport Bountyを見ながら¥100ショップの材料をフル活用して製作中
The Armed Transport Bountyと睨めっこしながら、ザ・バウンティ号(The H.M.S. Bounty)最後の山場、帆を張っています。
このページの説明文に使用している記号・番号・名称については、前のほうのページに「説明文手抜き用の図」および「表」を掲載しています。
なお、3月27日に、帆の寸法図などの絵を纏めて追加掲載しました。
前ページの下のほうです。
また、製作日記で紹介した参考図面の他にも参考になるような絵も別のサイトに保管してあります。
Bounty自力製作参考図面 by 田舎村をご覧下さい。
2005年3月28日 最後の山場=難関・・・・・帆・ヤードをロープで引っ張る・・・7日目
滑車の入手も難関の一つですね。
今日あたりは到着しても良い頃ですが、まだ宅配便は来ません。
いつまでもザ・バウンティ号(The H.M.S. Bounty)を睨んで待っていてもしかたないので、滑車が無くても可能な作業を事前に始めることにしました。
- 帆A~Gの両横を船首側へ引っ張るロープの結び付け
滑車を取付ける予定の位置を経由してデッキまで。
さらに、作業の時に必要な長さを加えて、少し長めにしてあります。
0.15mmの糸は、帆の両側に縫い付けた0.7mmの糸に結び付けました。
滑車が着たらデッキへ向けて引っ張ります。
滑車の必要数量は?
2005年3月29日は朝から天気良好、暖かくて無風。
絶好のリギング日和ですが・・・・滑車が無い。
現在わかっているだけの滑車の必要数量を調べてみたら、68個+α。
注文した50個では全くの不足。
今後の作業で必要な滑車数の推定 | ||
1 | 帆9の下端に滑車を追加して引っ張り替え | 1個 |
2 | 帆1、2、3、4、5、6、7、8を、滑車を経由して引っ張り | 26個 |
3 | 帆A、B、C、D、E、F、Gの両横を船首側へ引っ張り | 22個 |
4 | 帆A、B、D、Eの両横を、各々の上側のヤードへ吊り上げ | 16個 |
5 | 帆Aの右舷側下端を船体へ引っ張り | 3個 |
6 | 張り忘れのチェック、追加の引っ張り | α |
「The Armed Transport Bounty」のリギング図面と、デル・プラドの表紙に掲載されている写真の純正品とは違っている。
デル・プラド純正品までは手抜きしないまでも、50個の滑車で足りるように引き回すことにしたいのですが、そこまで手抜きをすると、純正品のように帆がダラーンと垂れ下がりますので、滑車の不足分は手作りすることを覚悟しておきます。
2005年3月29日 最後の山場=難関・・・・・帆・ヤードをロープで引っ張る・・・特別点検日、および、滑車の節減方法を考える日
午前中に、 「The Armed Transport Bounty」のリギング関係の図面ページを拡大コピーしてきて1本ずつチェック。
既に張ったロープの結び先の間違っている箇所を発見。
今日は、チェックの続きと、間違っている箇所の張り替えです。
拡大コピーした図面に赤線でチェック。
写真はチェック途中のものです。
間違っている所は直ちに張り替え。
よく見たつもりでしたが、間違った所がありますよ。
夕方までチェックをして、3箇所の間違い。
左右両舷分で6本張り替えました。
午後、待ちに待った滑車が宅配便で到着。
張り替え分で4個使用。
残りは46個。
作業を本格的に再開します
長かった臨時休業も終わり、いよいよ再開です。
休業がなかったら、3月末までには進水式が出来たと思われますが、休業のおかげで間違っている箇所も発見出来たし・・・
まあ、錦帯橋の桜の花を見ながら進水式をすることにします。
(明日からの順風を期待して)
2005年3月30日 最後の山場=難関・・・・・帆・ヤードをロープで引っ張る・・・8日目
今日は、数少ない貴重な滑車の取付けから作業開始。
帆Aの下端に2個、バウスプリットに6個、フォアマストに7個・・・・・
追加の50個はどんどん減っていきます。
はやり不足です。ざっと数えて34個くらい足りない。
不足数は増加するばかり。
ヤードの下側で見えにくい所の滑車を手作りにします。
- 帆1を上方と下方へ引っ張り・・・帆1完了
- 帆2を上方と下方へ引っ張り・・・帆2完了
- 帆3を上方と下方へ引っ張り・・・帆3完了
- 帆Cを前方へ引っ張り・・・帆C完了
- 帆Bを前方へ引っ張り・・・帆B残6本(必要滑車数12個)
- 帆Aを前方へ引っ張り・・・帆A残6本(必要滑車数6個)
- 帆Aの右舷側下端を前方、後方へ引っ張り(左舷側は3月22日に引っ張り済み)
- 帆Hを少し船首側へ引き付け・・・帆H残2本(必要滑車数4個)
帆A、B、Cを前方のバウスプリットへ引っ張りましたが、「The Armed Transport Bounty」の図面とは変えた所があります。
帆の膨らみ加減を見て、滑車の取付位置を変更。
また、ここだけではありませんが、デッキへ引っ張る時ロープが交差しないように結びつけるビレイピンの位置も適宜変更。
(デルプラドの船体と、The Armed Transport Bountyのマストの位置などが異なりますし、ロープの本数も違いますので、こんな事はあちらこちらに現れます。)
今日の作業は早めに終了し、チェックと滑車作りをしました。
当面製作した滑車は34個。
帆を膨らませたい
私の帆船のイメージは、追い風をいっぱいに受けて膨らんだ帆。
ザ・バウンティ号(The H.M.S. Bounty)も疾走とまではいかないまでも、帆は膨らませたいと思っていますが、帆を引っ張り始めると、ペコンと凹んでしまったり・・・
特に帆B、Eは大きいから思ったようになりません。
もう少し厚手の布にしようかとも思ったのですが重くなるし、糊を濃い目にしたのですが、湿気があると型崩れ。
「The Armed Transport Bounty」の帆の図面を見ていて思ったのですが、帆の裏側に、幅5mmくらいのテープ状に切った布を横方向に何本か貼り付けたら丈夫になったことでしょう。
2005年3月31日 最後の山場=難関・・・・・帆・ヤードをロープで引っ張る・・・9日目
3月も今日が最終日。
気温は午後には20℃を超え、半袖のシャツで、北京で買ってきた女子十二樂坊のCDを聴きながら作業。
- 帆4を上方と下方へ引っ張り・・・帆4完了
- 帆5を上方と下方へ引っ張り・・・帆5完了
- 帆6を上方と下方へ引っ張り・・・帆6完了
- 帆7を上方と下方へ引っ張り・・・帆7完了
- 帆8を上方と下方へ引っ張り・・・帆8完了
- 帆9の下へ滑車を追加して張り替え・・・帆9完了
- 帆Fを前方へ引っ張り・・・帆F完了
- 帆Eを前方へ引っ張り・・・帆E残6本(必要滑車数12個)
- 帆Dを前方へ引っ張り・・・帆D残6本(必要滑車数6個)
- 帆Gを前方へ引っ張り・・・帆G残2本(必要滑車数4個)
- ヤードY4の両端を下方向(船体)へ引っ張り
- ヤードY7の両端を下方向(船体)へ引っ張り
- ヤードY9の両端をメインマストの縄梯子に取付けた滑車を経由して前方向へ引っ張り
帆の両端に付けた短いロープがぶら下がったままですが、これは、帆の裏側を各々のヤードへ吊り上げた後で結びつけます。
先に結びつけるとロープにたるみが出来たり、帆の形が崩れますね。
ロープが増えて帆船らしくなりました。
追加購入した滑車は1個だけ残して、手作り品の滑車の売れ行きが大繁盛。
混用しても、使用場所を考えれば見栄えは悪くないです。
なお、3月30日から書いている今後の滑車の必要数は数え間違いだったような気がします。
もう一度 「The Armed Transport Bounty」の図面を見てチェックし直します。
私は、行き当たりばったりで滑車を取付けたり、あちらこちらに穴明けしてアイボルトに結び付けた滑車を取付けたり・・・
帆を付ける前に、マストやヤードに必要数の滑車を取付けておくべきですが、とにかく姿にすることを急いだので至難の業の連続です。
一通り終わったら絵でも画いて保管しておきます。
2005年4月1日 やり残しの作業のチェック
2005年4月1日は造船所定休日=忘れ物探し日です。
帆の関係で残るのは、帆の裏側を各々のヤードへ吊り上げるロープ。
もう一つ大事なもの・・・アンカーの取付。
右舷の開口部も寂しいし、デル・プラドの設計ミスの壁の宣伝ではあるまいし、船首側の隔壁化粧板の設計ミスも目立つし、そうだ・・・荷物も作って載せて誤魔化しますかね。
春爛漫直前の一日、頭の体操をして考えてみます。
また、少し絵を画いて、やってきたことを残しておきます。
忘れ物探しの結果です。
進度チェック表 | ||||
張り残しロープ数 | 必要滑車数 | 完了日 | ||
1 | 帆A | 4本に省略 |
8個 |
4月2日 |
2 | 帆B | 6本 | 12個 | 4月3日 |
3 | 帆D | 4本に省略 |
8個 |
4月1日 |
4 | 帆E | 6本 | 12個 | 4月3日 |
5 | 帆G | 2本 | 4個 | 4月1日 |
6 | 帆H | 2本 | 4個 | 4月2日 |
7 | アンカー吊り下げ | 4個 二つ孔 2個 |
4月3日 |
徹底的にチェックしたつもりですが、「The Armed Transport Bounty」の図面でどうしても理解出来ない線が残っています。
当面、これだけは引っ張ります。
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