パソコンを起動するたびに、パソコン内の時計がリセットされていて、その都度、時刻合わせをしていると言ったようなことはありませんか?
パソコンのマザーボードのバックアップ用電池は、通常の使用では自然放電程度で、殆ど消耗しません。
しかし、デスクトップパソコンの場合は、待機電力の節電のためや、長期間使用しない場合の電源コードの取り外しや非接続の場合はバックアップ用電池を消耗しますので、電源コードの取り外しには注意して下さい。
また、ノートパソコンなどの場合は、主バッテリの消耗により、バックアップ用電池を消耗しますので、主バッテリの消耗には注意して、充電に心掛けて下さい。
使用していないからと思って油断していると、使おうと思った時に、トラブルに遭遇することになります。
新しい情報です・・・2020/09/03追加
新しい情報です・・・2020/09/03追加
現在も活躍している自作パソコンNo.3予備機ですが、2020年8月下旬から、電源スイッチをONしても「ピーピー、ピーピー」と泣き叫ぶだけで、Windows10が立ち上がらなくなりました。
Windows10だけでなく、BIOSも起動しません。
これは、マザーボードのリチウム電池切れだなと判ったので、100円ショップで「CR2032」を購入して交換しました。
OK・・・電源スイッチをONしたら、音もなくWindows10が立ち上がりました。
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この自作パソコンNo.3予備機ですが、いざという時に直ちに使えるように、電源コードは繋ぎっぱなしです。
マザーボードの電圧認識部分が故障して、リチウム電池を使い続けていたのでしょうか?
マザーボードのリチウム電池を交換
2008年3月28日のポンコツパソコン組み替えの時に、マザーボードのリチウム電池を交換しておきました。久しぶりの交換です。
マザーボードも、マザーボードのリチウム電池も馴染みの無い方が殆どだと思いますが、パソコンを起動する時、一番最初(WindowsなどのOSを起動する前)に読込むプログラムはBIOSと呼ばれ、このBIOSはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリに記憶されていて、リチウム電池により設定内容を保持しています。
設定内容の保持はリチウム電池の役目ですが、パソコンの電源からも並列に電圧が与えられていて、AC電源コードが接続されている時は、ハソコンが起動されていなくても、パソコンの電源側が使用されて、リチウム電池は使用しない仕組みになっています。
このため、AC電源コードが接続されていて、電源へACが供給されている限りリチウム電池を使用することはなく、自然放電ていどで、非常に長持ちします。
通常、リチウム電池の寿命は、5~6年だと聞いたこともありますが、リチウム電池が電池切れになっていたとしても、AC電源コードが接続されていて、停電にならない限り電池切れに気づかないと思います。
リチウム電池が電池切れになると、原則的には設定内容が初期化されてしまうことになりますから、内臓のカレンダー、時計が初期化されます。
これだけなら、日時が狂ったなと思うくらいで、再設定して使用することでしょうね。
もし、ドライブなどの設定が初期化されてしまって起動できなくなった場合には、「パソコンが故障した」として、修理に出して、高価な修理代を払うことになるのでしょう。
私は会社で現役の頃の同僚から電話が掛かってきて、パソコンの修理で往診していますが、パソコンのAC電源コードを抜いて移動させた後、パソコンが立ち上がらなくなったのに出会いました。
見事にBIOSが初期化されていましたよ!
2008年3月28日に組み替えたパソコンのマザーボードは2001年9月の購入品。
購入してから6年半になりますので、組み替えで広々したところでリチウム電池を交換しておきました。
BIOS(Basic Input/Output System)とは、パソコンに接続されたディスクドライブ、キーボードなどのハードウエアを制御するプログラム。
リチウム電池を交換後にBIOS画面を表示してみましたら、日時は「2002年1月1日00時00分00秒」に初期化されていました。(マザーボード購入後にBIOSのアップデートを実施しています。)
もちろん、ドライブ類などの設定も初期化されていましたので再設定しました。
リチウム電池を交換したからと言って、性能がアップして、ポンコツが若返った訳でもありませんが、心配事が一つ減ったとは言えると思います。
これで、次回のお陀仏までは大丈夫だと思います。
2008年3月28日に組み替えたパソコンは、電源故障のため、電源付ケースを購入してパソコンを組み替えるでご紹介しています。
自作パソコンNo.1常用機の例(2016/02/21現在)
自作パソコンNo.1常用機は名称の通り、パーツを寄せ集めて自分で組み立てた物です。
従って、ケース内は余裕たっぷり。
リチウム電池の周りも交換作業の支障になるものはありません。
マザーボードはGIGABYTE の Micro ATX GA-B75M-D3H/A。
2013年9月14日から働いていますが、リチウム電池の交換はしていません。・・・当然です。組み立ててから、停電の時以外は、パソコン本体にはAC100Vが繋がっています。
自分で交換することが難しい機種もあります
Acer AO722-CM303 Aspire One 722の例
上のほうの写真は、自分で組み立てたパソコンで、ケース内は勿論のこと、マザーボード周りも余裕がありますので、リチウム電池の場所さえわかれば自分で簡単に交換作業が可能です。
最近はパソコンも小型化し、ケースの蓋を開けるの苦労する状態で、パーツ交換も難しくなってきています。
ここで、手持ちのパソコンの中で、自分でリチウム電池を交換するのは至難之業、すなわち、壊すことにもなりかねない例をお目に掛けます。
そのパソコンは、激安ノートパソコンAcer AO722-CM303 Aspire One 722です。
このノートパソコンは、メモリやHDD交換のために、裏蓋の封印シールを破っていますので遠慮なしに裏蓋を開けています。・・・と言うことは、メーカーに送っても修理してくれないと思います。
下の写真は、Acer AO722-CM303 Aspire One 722の裏蓋を開けたところですが、赤矢印がリチウム電池です。
リチウム電池の上に、合成樹脂のフレームの一部が覆っていますので、素人が交換するのは至難之業ですね。
バッテリが空にならないように、使用しない時も定期的に充電することにします。
自作パソコン (No.4) のマザーボード H110M-A/M.2 の例(2016年11月12日現在)
2016年11月12日に完成した自作パソコン (No.3) のマザーボード H110M-A/M.2 の例を追加して紹介しておきます。
マザーボード H110M-A/M.2にもCR2032が使用されています。
マザーボードの電池を交換しなければならなくなるのは何故でしょうか?
通常の使い方であれば、マザーボードの電池は殆ど消耗することはなく、自然放電程度です。しかし、使い方によっては、消耗が大きくなります。
そのうちの一つの要因をお教えします。
エコ、省エネ、電気代の節約のために、パソコンを使用しない時にコンセントから電源ケーブルを抜く方が増えてきているようですね。電源ケーブルが差し込んであれば、内部の回路により、マザーボードの電池は使用しないのですが、外部からの電圧が無くなると内部の電池から電気が流れて消耗します。
私は、知り合いからパソコンの修理依頼がありますが、長期間使用していなくて、その間、電源ケーブルをコンセントから抜いていて、マザーボードの電池が消耗していた例に度々出会います。
参考までに・・・このページを編集しているパソコンですが、使用しないのは1年間で数日で、マザーボードの電池の心配はしていません。この他にもう1台パソコンを所有していますが、これは非常事態に備えての予備機ですから、使用するのは1年間で数日程度。しかし、使用していなくても、電源ケーブルはコンセントに差したままで待機電力は消費中のため、マザーボードの電池の心配はありません。
お知らせ
現時点での手持ちのパソコンは、自作パソコンNo.1(常用機)、自作パソコンNo.2(予備機)、Acerノートパソコン、ASUSノートパソコンの4台。
これら4台は同じOS環境で働かせていますので、4台とも同じ使い勝手に設定する予定ですが、後期高齢者の仲間入りが間近の上、少しずつボケ症状が現れかけた腐る寸前の私の脳味噌の物忘れ防止対策として、最初に実施した1台目の設定要領をメモとして残しておくことにしています。