皆さんから「遅い」と言われている Lolipop のサーバーの「遅い」が解決しましたので紹介します。
Lolipopのサーバーについては、2003年6月から使用していたInfoseekのサーバーの費用増大対策として、2010年7月に引越して、それ以来使用を継続しています。
世間では、Lolipopから他のサーバーへ引っ越したとの話も聞きますが、私の所では、WordPress版以前のホームページも残っていますので、Lolipopのサーバーを使い続けています。
2017年8月15日現在、このサイト:岩国市田舎村情報館を始め、7つのサイトが動いています。
これら7つの内、1つは緊急事態用の予備サイト、もう1つはテスト用のサイトで、皆さんのお目に掛かっているのは5つのサイトです。
2017年8月15日現在活動中の iwakuni.info の5つのサイト
反応が遅いLolipopのサーバーに対して実施していること、実施してきたことの経過
2000ページを超えるHTMLタグを屈指して作成したホームページを、SEOに対して有利だと聞いたWordPressを使用したサイトへの移行を、2016年1月5日から始め、9ケ月後の2016年9月4日に移行をほぼ完了しました。
Lolipopのプランをスタンダードにして、PHPを5.6(モジュール版)に設定変更
2016年8月に、プランをライトからスタンダードに変更して、PHPを5.6(モジュール版)に設定変更しました。
料金がアップしただけあって、CGI版に比べて見違えるように速くなりましたが・・・ところが・・・
WordPressのバージョンアップ
セキュリティの関係もありますので、毎朝の全サイトの健康状態チェックの時に、バージョンアップのメッセージが現れた時は、直ちに実施しています。
使用したテーマは「Simplicity」
使用したテーマは「Simplicity」。
「Simplicity」は日本で開発されたテーマであり、バージョンアップが繰り返されていて、常に進化を続けていて、カスタマイズ機能も豊富であり、親切なサポート対応で、私のような素人でも容易に使用可能なため、「開発版」をバージョンしながら最新状態を維持しています。
当初は「Simplicity」の機能も、プラグインもテンテコ盛りのフル装備
当初は、「Simplicity」の機能はカスタマイズによりフル装備し、また、便利そうなプラグインも盛り沢山に使用していました。
最初の内は「反応が遅い」とは感じていませんでしたが、日が経つにつれて次第に遅さを感じるようになりました。
「反応が遅い」とは
★「反応が遅い」とは、メニューなどから目的の記事を選んで表示させようして、「クリックしてから、表示が開始されるまでの時間」のことです。
「表示が開始されてから、データが最後まで送られて来るまでの時間」も短いのが最善ですが、「反応が遅い」と、そのサイトを閲覧する気が無くなり、他のサイトへ移動されますよね。・・・私も、「反応が遅い」とイライラして、そのサイトは閉じてしまいます。
サーバーへの負荷を軽減するために
★私のサイトでは、写真が非常に多く挿入された記事が多いので、「表示が開始されてから、データが最後まで送られて来るまでの時間」は、それ相当に掛かることは判っていますし、覚悟はしています。・・・私のサイトは写真の多さが特徴ですから減らすことができません。
私のサイトは、サーバーへの負荷が大きいのではないかと思い、少しでも負荷を減らそうと思って、「EWWW Image Optimizer」プラグインを使用して画像を圧縮したり、「Simplicity」に内蔵の「画像の遅延読み込み(Lasy Load)」機能を働かせたり、サーバーへの負荷が掛かる「Slimstat Analytics」プラグインを停止したりしています。
現在、有効化して働かせているプラグインは
プラグインによっては、「反応するまでの時間」や「全てのデータが表示されるまでの時間」に影響するものがあるため、「Simplicity」のサイトのフォーラムの記事を参考にしたり、「P3 (Plugin Performance Profiler)」プラグインを使って所要時間を計測したりして、閲覧に影響しそうなプラグインの殆どは停止してあります。・・・記事の編集関係などのプラグインは活かせてあります。
直近の使用中のプラグインは、下記の記事をご覧下さい。
プラグインの影響を見るために、全てのブラグインを停止して、一つずつ有効化してみましたが・・・
上記の記事で使用中となっているプラグイン(「WP Multibyte Patch」は除く)を一旦全て停止してみて、一つずつ有効化してみましたが、「反応するまでの時間」には関係ありませんでした。
少しでも表示を速くするために「WP Fastest Cache」と有料版の「WP Fastest Cache Premium」を使用
全体的な表示を少しでも速くするために「WP Fastest Cache」プラグインを使用し、モバイルにも対応した有料版の「WP Fastest Cache Premium」を使用。・・・有料版は2つのサイトで使用していますが、1万円弱の出費です。
以上のような手を打った後の状況
私は趣味でサイトを運用しているため、一日中付きっ切りで監視することは不可能なため、細かい時刻は採取不可能ですが、特に遅さを感じるのは夕方です。・・・多分、サーバーが混雑するからかなと思いますが・・・夜中のアクセスが多い時は、私は寝ているため判りません。
私が新規に記事を追加したり、既存の記事を修正するのは朝4時頃から6時頃までと、午後から夕方が多いのですが、早朝は反応も速いのですが、夕方近くからは極端に遅くなります。
「P3 (Plugin Performance Profiler)」の「Total Load Time:」をみても、歴然とした差が見られます。・・・「P3 (Plugin Performance Profiler)」は、計測ごとに対象とする記事が異なる場合があるので、比較することが難しいと思いますが、傾向は掴めると思います。
閲覧時の反応が遅いだけでなく、既投稿記事の更新時にもエラーが発生
2017年8月13日のことですが、「https://iwakuni.info/」のサイトで、15時前から、既存の記事の更新を行いましたが、「更新」ボタンを押してから暫く経っても応答がなく、「接続が切断されました 再接続するまで保存を中断します。念のため、お使いのブラウザー上でこの投稿をバックアップしています。」とのエラーが発生。
このエラーが表示されたのは1回だけでなく、15時3分頃と15時25分頃の2回です。
エラーが出ない時は「投稿が更新されました」と表示はされるものの、10秒(?)近く掛かることが殆どでした。
直ちにLolipopのサポートへ連絡を入れましたが、回答はいつも通りの定形文程度。
Lolipopのサポートへ状況の連絡、改善対応は?
PHPを5.6(モジュール版)に変更してから、CGI版とは見違えるように速くなったとはいえ、他のサーバーを使用した他のサイトと比べると、私のサイトは反応が遅くて青息吐息(私が意識を喪失して救急車で運ばれて、冠動脈が潰れているのが判明する前のような状態)のような有様なので、Lolipopのサーポートとメールでやり取りしましたが、回答は定形文のようなことばかりで、改善は無理かなと思って、2016年末を最後に諦め状態でした。
Lolipopから、「現在のサーバーとは別のサーバーへ移行」の連絡がありました
しかし、2017年8月13日に2回も発生した、「更新」ボタンを押してから10秒以上経っても応答がなく、「接続が切断されました 再接続するまで保存を中断します。念のため、お使いのブラウザー上でこの投稿をバックアップしています。」とのエラーが発生したことは、私のか環境の問題ではなく、Lolipopのサーバー側の問題ではないかと自分なりに確信して、Lolipopのサポートとやり取りした結果、Lolipopから下記の連絡がありました。
現在のサーバーとは別のサーバーへ移行
※サーバー移設の操作はすべて弊社側で行い、無料で実施
【サーバー移設希望日】は、下記で連絡しておきました。
第1希望: 8月22日
第2希望: 8月23日
第3希望: 8月24日
サーバーの移行が終わった後、Lolipopへ状況を報告することにします。